製造業


日々、品質のよいものを納期とおりに
お客様へ納品することで、我が社は利益を稼いでいる。


図面と設備、材料に部品、そして作業者がいれば、
淡々と製品は出来上がっていくと思ったら大間違いだ。


ほんの少しの金型のバリが致命的な機能不良を招く
危険を秘めている。だから、メンテナンスがかかせない
ということになるのだが、それでも時に不良は起きる。


現在、グループ会社でアメリカ・ミシガン州から納品されて
くる部品に問題があり、緊急で調達先を変更して対応する
など日々の生産に苦慮している。


時を同じくして日本でも設備の故障で、どうしてもカナダから
部品をバックアップしてほしいとの一報が入った。


消費者目線だと完璧なものが、遅れのない納期で納品される
ことが当たり前となるが、実際の現場では簡単な話ではない。


きっとこれは製造業に限った話ではないのだろう。飲食店の
ピークアワーなど厨房は戦場だ。ホテルだって裏方は本当に
肉体労働。華やかにみえる世界ほど実は苦労の連続だろう。


自分が仕事からはなれ、消費者になった場合、この事実を
踏まえて物事を考える事が必要な気がする。


人の質に左右されるサービスなどは最たるものだろう。
一流のサービスを受けるには、高品質なサービスを提供する
ためのコストが必要なのだ。


飛行機でファーストクラスに乗れるような人間になりたければ
そういう現場目線の視点がきっと必要で、その土台があってはじめて
費用対効果の計算もできるのだと思う。


自分が将来、ずっと製造業に携わって生きていくのかはまだ分からない。
ただ、今、ここで経験していることはきっと無駄ではない。


何一つ簡単なことなんてこの世の中には存在しない。


指示したことが期待通りに返ってこない、異文化がゆえ?の労働時間の
圧倒的な違い。何もかも貴重な経験なんだと思う。


この世で経験することに無駄な事はなんて1つもない。


そんなことを思う33歳の週末。


















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