ブラジル2周年、そしてまさかの展開!?


「今日は外で寝るよ。」
Elvisからそう言われて一日わくわくだった。

ここ数日夜になると空が大きく見渡せる場所に座って、
夜空に浮かぶ星を食べる、というメルヘンな遊びがElvisとUiの間で流行っている。
私も時々隣にお邪魔してUiの小さな手から甘くて美味しい星を頂くのだけれど、
心地よい夜風と満天の星の下での時間はなんとも気持ち良い、
近いうち庭でキャンプしようと話していた。

夕飯の片づけをしていると暗闇の中トウモロコシ畑がオレンジ色に浮かびあがってる、
たき火をはじめたんだ。
今夜はここが私たちの寝床。



寝っころがると空には満天の星空、
時々流れ星のようにホタルの光が通り過ぎていく、
なんて気持ちのいい時間なんだろう。
私たちが毎日四角い箱の中で眠っている間に、
外ではこんなにステキな世界が繰り広げられているんだね。

そうしていたらその日(2/19)でブラジルにきて丸2年だということを思い出した。
そして10年前、まだ結婚する前のこと、
こうしてブラジルの満天の星空を眺めて、いつかブラジルに2、3年住んでみたいね、
なんて話したことを思い出した。

ひと言で表せないほどのことがあった2年、
私たちは全く別の人間になったようでもあるし、
遅々として成長しないようでもある。
ただ一つ言えるのはいろいろひっくるめてここに来てよかったということ。

昨年の11月に半年のWWOOFの旅から戻り、
2014年は日本に帰って私たちの巣作りをはじめよう!と決めていた。
3月からまた2ヶ月ほど旅を予定していたのでそれを最後にここを発とうと。
帰国したら今度は日本を親子WWOOFしながら南下し移住第一候補地屋久島を目指そう、と。

しかしなんとここにきて数日前パーマカルチャーセンターのIPECからElvisに仕事の依頼がきた。
(前回はボランティアとして3カ月ほど滞在していたのだけれど)
スタッフとして来てくれないか、
大切な仕事なのだけれど信頼して任せられる人と考えた時、
あなたしか思い当らなかった、と。
依頼の仕事は4か月、でも更にはパーマカルチャリストとしてIPECに住まないか?
というお誘いまで。

そうですか~、そういう展開ですか、
本当に人生とはなにが起こるか分からない、
正直心は半分もう日本に行っていたから少し動揺した、
でも「日本にいつ帰るのか?」と誰かに聞かれてもはっきり答えられなかったのは、
ブラジルで起こるかもしれない“なにか”を予知していたからかもしれない。

条件を、ちゃんと詳細と条件を聞いてよ、
と奥さんっぽいことを言ったけれど、
彼がそれを喜んで受け入れるなら私もそうしよう。

耳を澄ませば様々な心地の良い虫の音、
なんで私たちが美しいと思う音を虫たちが奏でるのだろう、
遠くから聞こえる川のさわさわと流れる音、
私の体は水と一体だと感じる、
空には満天の星空、
この先は無限に広がる宇宙、
私たちは宇宙に浮かんでいるんだ、
隣にはいとしい娘とパートナー。

自然の音に包まれて眠りにつく、
今夜は最高の夜。
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