にわとり小屋建設中。


次の旅の予定は3月10日から、
それまでは義父母のchakaraでお手伝い。

ただいま鶏小屋建設中、
ここに住む鶏さんたちは自分たちが頂く卵とお肉用でございます。

でもしかし、定年した初老の夫婦2人が自家消費用に飼う鶏の小屋にはどうみても見えない。


御年68歳、開拓移民の2世、9人兄弟の長男として生まれ家族を引っ張ってきたお義父さん、
何でも自分の手で生み出し、
ブラジル人ではとてもついていけないほどなんでもきちっとこなす、
どんなに熱があっても、どんなに腰が痛くても、
朝起きたら庭に出て作業を始めて夜日が暮れるまで仕事をする。
evryday sundayの身なんだから辛い時は休んだらいいのにと思うのだけれど、
堅くて真面目で己に厳しくある意味では日本人より日本人らしい。

この前私たちが旅に出ている間に3カ月かけてほぼひとりで造った立派な道具小屋。


最終工程はElvisも参戦したのだけれど、ドーンとこの小屋ができていてほんと驚いた。

先日何気なく
「お義父さん、今までに何軒くらい家を建ててきたんですか?」
と質問したところ、
「う~ん、そんなに多くないよ。そうだね...15軒くらいかな。」
って、いやいや多いです!

使われる木は近くの友人のSitioから譲り受けた地のもの、
セルフビルド!天然素材!なんて気張らなくても、当たり前にそれをしているのです。
旅にでなくともここで学ぶことは多い。

結婚する時古民家をステキにリフォームしてくれたElvisも、
さすがにセメントから作ったことはなかった。
今はお手のもの。


ブラジルでFazendaを手にすることを夢見て日本に出稼ぎに出たお義父さん、
子どもたちは日本に慣れ離れることが難しくなり、
結局20年間日本に住み3年前にお義母さんと2人だけでブラジルに帰国した。
こうして息子と農家で過ごすことがお義父さんにとっての夢だったんだろうな、
なんてしんみり。
少しは親孝行もできてるかな。


間近で父とおじいちゃんが働く姿をみているUiもいつか自分で家を建てるワイルドな女の子になるかしら。


どんなすごい鶏さんの家ができるのか、
完成が楽しみ~。
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