ほんとうのParaiso(楽園)。


Alto Paraisoが素晴らしいという話を聞いてから、
WWOOFホストをチェックしていたElvis、
そして1件彼が気になったホストが。
問題はひとつ、子供は状況によって受け入れるという記述だった。

どうなんだろうね~、なんて話していた数日後、
IPEC唯一のwi-fiがある場所で同席していたBlowにたまたまElvisがその場所の写真を見せると、
「これMarcosの家だよ。」
と。

なんと!
Marcosとは当時IPECに住んでいたダンディなおじさん、
彼はリオに仕事があって行ったり来たりしていたのでその時点では2回ほどしか会ったことが無かった。
(そもそもIPECにはいろんな人が出入りしていて関係者を全員把握するまでにしばらくかかったのだけれど。)
Alto Paraisoにsitioを持っているという噂は聞いていたけれど、
彼がここのWWOOFホストだったなんて。

早速彼がIPECに来た時に聞いてみた、
「私たち実はWWOOFで旅をしていて、あなたのSitioに受け入れてもらえないかな?」

「当たり前だよ!Why not?」
と2つ返事で承諾してくれた。

そしてここが本当にパライーゾ(楽園)だった!
着いた時私たちあまりの美しさに思わず涙。

IPECでコースを受けて全てセルフビルドしてきたという。
最初に建てた家のベランダ部分、
前には山が広がっていて、雨季にはここから6本の滝が落ちるのが見えるんだって。


ソーラーエネルギーを使うシャワー室。
アジアやヨーロッパにアンティーク家具などの買い付けの仕事もしたころがあるというMarcosのセンスがそこかしこに光る。
手前の瓶は中のシャワー室から見ると洋服かけになってるナイスアイディア!
2階はコンポストトイレ。


星を見るだけのために作られた場所。
周りのガーデンも彼が造っている。


ガラス張りの寝室。
その名もninho do amor(愛の巣)。
素晴らしい景色が一面見渡せてまるで自然と繋がっているような部屋。


ninho do amorからの景色。


そしてここのsitioにはいくつか川が流れていてそれがまたすごくきれいで、
深いところまで行っても下まで見渡せる透明度。
ここのsitioはとても奥まったところにあって周りには民家も他のsitioも何も無いから本当にきれいなんだ。


できるだけ少ないエネルギーでやっていきたいというMarcos、
ソーラーエネルギーに頼っているので夜はろうそくの灯りで過ごした。
みんなでベランダやハンモックに寝ころび果てしない夜空を見上げる。

時々誰かがぽつりとしゃべる、
でもそれ以外は夜の闇に包まれながらただただ星を眺めて、
川のせせらぎを聞き、
ここにある生命たちを感じ、
それぞれが“今”を感じていた。

短い滞在だったけれど素晴らしい時間だったよ。

帰る時お礼を言うと、
「ここは君たちの家だよ、いつでも帰っておいで。」
と、どこまでもかっこよすぎるMarcosなのでした。

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