あるがままを受け入れあうということ。


IPECでの生活を通して学ぶことはほんとうにたくさんある。
その中のひとつで特に私にとってある意味とてもカルチャーショックだったこと。

それは誰もが“あるがまま”を受け入れあっているということ。

年齢も、見た目も、生き方も関係ない、
それぞれが尊重し合っているから、
みんながリラックスして個々のタレント(才能)を発揮してる。

年上だからって物知り顔したりふんぞり返ったりしないし、
年下だからってへこへこしない、
対等に話す、対等に作業する。

いくつだって自分を解放して踊る。

タトゥーにドレッドヘアーだって(更にその人がいくつでも)それによってマイナス評価されるなんてことは絶対ない。

30代で旅生活していても、
50代で自分探しをしていても、
それがひとつの生き方として尊重される。

個々を尊敬し合う、それって当たり前に大切なことだけど、
そういうことがとても自然に目の前繰り広げられていることに衝撃を受けた、
そして衝撃を受けた自分にまた衝撃、
なぜって。

思えば私が育った日本では受け入れられることよりもまず要求されることの方が多い、
子どもらしく、
学生らしく、
社会人らしく、
母親らしく、
はては老人らしく、

あるがままの私よりも先に“○○らしく”生きていることを常に要求されているんだ、
らしくを演じることに慣れて、がんじがらめになって本当の自分さえ分からなくなっていく。

かくゆう私も以前同居していた姉に「もっと母親らしくしなよ。」というメッセージを送り続けて彼女を苦しめたことを今スーパー反省。
何度でも言うよ、ごめんよお姉ちゃん。

ブラジルってこうなんだね、って言ったら、
地域や人種によっても違うからブラジルがそうだとも言えないな~、
とホベルタ。
間違えなくブラジルの方が日本よりも受け入れ合う器は大きいと思うけれど、
これはIPECという空間が生み出す素敵なマジックなのかもしれない。

あるがままを、
更にいえばお互いの違いを受け入れ合う、
きっとそれが幸せに生きるための大きな鍵。


写真:コース中受講生のひとりがひらいたビオダンス。
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