コミュニティっていい!


ブラジルでの旅の中いくつかのコミュニティを訪ねた。

日系移民によって創られた弓場農場、
聖書を核として生きるドーズィトゥリーボ、
大きなオーガニック農園と卵を生産するヤマギシ(こちらは日本発)、
シュタイナー思想を核としたボトゥカトゥのデメトリア、

移民国家だからなのか、
それとも日本にもあるけれど私たちが知らなかっただけなのか、
兎に角ブラジルではそれぞれの思想を持った様々なコミュニティの話を耳にする。
(ほんとこの国ではいろんな価値観に触れることができるんだ。)

コミュニティとはざっくり言えば、
同じような思想、志しを持った人々が共に生活しているところ。

そして今、私たちもパーマカルチャーを核にしたエコビレッジコミュニティの一員として暮らしている。
これがなかなかいいもで、ここを出ても何かしらのコミュニティに属するか、
エコビラのようなものを創っていきたいねと話しているほど。

特にUiにすごくよくて、
彼女はひとりでお隣りの家のマリアルーシーを訪ねて遊んでもらったり、
(マリアは70歳で生まれ育ったリオからこのエコビラに移り住んだ強者、Uiのおばあちゃん的存在。)
もっと離れた誰かの仕事場に遊びに行ったり、
Uiより少し大きなお姉さんやお兄さんと走り回ったり、
裸足で毎日自由に歩き回って、
日々たくましく成長してる。

治安が心配なブラジルでは町はもちろん、
義父母の住む田舎の農家でもこんな風には遊ばせられなかった。
エコビラ内なら車も通らないし私も安心して彼女を自由に遊ばせることができる。

そして何よりここの住人はもちろんボランティア達やパーマカルチャーコースの受講者、
IPECを訪れるたくさんのひとにかまってもらっている。
小さなうちからいろんな価値観の人に触れ、
たくさんハグされてキスされて愛されて、
最高だな~と。

私たちにとっても。
コミュニティに住むということはより深く他の人と関わっていくということ。
ここに来る人はもうみんないろいろ癖があるけれど(笑、あっ私も含め、笑)、
そういう違いを受け入れ合うことの大切さをすごく楽しんでる。
当たり前だけれど人間には良いところ、悪いところ、得意なこと、不得意なこと、
がある訳でそれを理解しあった上でお互いを補いカバーしあうのが家族(コミュニティ)。
常に誰かの温かさを感じられる距離感。
そして相手を通して自分を見ることもできるから日々精神的に高められていく。
まっいろいろあっても根っこにパーマカルチャー、
母なる地球を大事にしていかなくちゃね、
っていう気持ちがみんな共通に流れているから気持ちいい。

もうほとんどここから出てません(笑)。
家族がいて、信頼できる人たちがいて、安全で美味しい食べ物と水があって、
自然のサイクルの中に身を置いて、
もうそれで十分なんだ。
本当に必要なものってそれほど多くない。

でもね、本当はこういう感覚がコミュニティっていうくくりだけでなく、
どんどん広がっていったら素敵だよね、って思う。

まずは自分たちの足元から、
エコビラ生活、続きます。


(写真:エコビラの住人アルゼンチーナのMaruと遊ぶUi)
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