シュタイナー教育の手仕事を通して。


シュタイナー教育では手仕事をとても重要視しているよう。

特に現代はテレビ、パソコン、スマートフォン、タブレットなど、
とにかく子どもは機械に囲まれ過ぎている。

手仕事には始まり、経過、終わりというプロセスを見せるということ、
指を動かすという身体的なこと、
また集中力を高めたり、心のケアをする心理的なこと、
といくつかの大切な要素が詰まってる。

ここでは6歳になると机に座って覚える勉強に備えて、
集中力と落ち着きを覚えるためなどに細かい手仕事を始める。


その他にも楽器を演奏したり、
にじみ絵を書いたり、
指先を使うことを年齢によって始めていく。


お兄さんやお姉さんが毛糸編みの手仕事の時間、
Uiや小さな年齢の子供たちはおやつのパン作り、
これも立派な手仕事。


ここで行われることは、
手仕事も、アートも、遊びも、おやつも、歌も、ダンスも、
全てひとつひとつに体づくり、心づくりに意味がある。

例えば絵を書く時間も、
アートのための時間というよりもっとスピリチュアルな部分にうったえる、
心づくり、心のケアの要素が高いと教わった。

私も滞在中は手仕事を与えられてそれをしながら園の様子を感じていたのだけれど、
自分にとってもこの手仕事というのが心のケアになっているのを感じた。

手を使うということ、
最近はじめて見たお裁縫も、
家で日課になっているパン作りも、
手を使う方が集中力が高まり、そして時間がゆったりと流れる気がする、
以前ホームベーカリーでピピっと機械で作っていた時の方がなぜか時間の流れがせわしなかった。

全ての機械技術を否定するわけではないけれど、
もっと日々の生活の中での手仕事を見直していきたいなと思う今日この頃。

でも大切なのはそれをがんばる、のではなく、
それが心地よく楽しい、嬉しい、
ということ。
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