北米での日々

ものすごく久し振りのブログ。これだけ書いていないと
書くネタが特にあるわけでもないのだけど、今までどうやって
ブログを書いていたかを忘れてしまうような感覚になる。

５月はNYへ行き、物欲を爆発させた。久し振りに「欲しい」と
思えるものが溢れている世界に身を置き、これまで地味に過ごして
きたおかげで、一気に金を使った。

服を買い、紀伊国屋で本を買いまくり、美食に酔いしれた。

NYは最高だった。ここに住めたらとすら思ったが、嫁は全然住みたく
なさそうだった。NYは古い建物が多く、それらの多くが洗濯機を置けない
構造になっているようで、ほとんどの人がランドリーでしか洗濯を
できないらしく、嫁はそれがすごく嫌だと言っていた。

カナダに帰ってきて仕事でバタバタしながら、今日に至っているが、
大きな会議を仕切ったり、１つの大きな結論を社内で合意して進めて
いくことができたりすると、言葉にできない充実感を覚え、別に
NYじゃなくても、ここで十分、仕事で喜びを感じれるんだな、
と思えてくる日もある。

あと、１週間で今年も半年が終わるが、昨年とは比較にならないくらい
時間が経つのが早く感じられる。きっとこの感覚はこれから更に加速して
いくに違いない。

きっとこのカナダでの赴任生活も長いようで、自分が思っているほど、
長くはないのだろうと思う。

海外赴任する前の教育の１つで、トヨタ自動車OBで海外勤務が
長かったY氏と話し合いを持つ機会があった。その時にY氏が
アドバイスしてくれたこと。

それは「日本に帰ったときにどうなっていたいか、どんなフィールドで
活躍したいのか、海外にいるときにそれをイメージしておくことが
大切ですよ。ずっと向こうにいるなら話は変わるが、帰国が前提の
赴任であれば、そのことを常に考えておくとよい」という内容だった。

正直、まったくイメージできていない。ただ、今までいた部署に戻る
ことが通常の帰任の際の配属になるのだが、そこにだけは戻りたくない
という思いが強い。新鮮味がない、というのが実際だ。

ま、そんなことを考えることも必要と思いつつも、やはり今の仕事で
少しずつでも成果をだすことに今は集中しようと思う。

きっと今はそれが最も大切なことだから。